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ペース指数の節でも登場した「先行指数」とは何なのか?結論から言うと、その馬の先行する能力を表している。この指数が高ければ先行力が高いといえる。ペース指数はそのレースの「ペース」を表していた。ペース指数が高いからといってその馬の先行力とは結びつかない。たとえば2400M戦で好位を追走して勝った馬が、1200M戦で同じような脚質で勝てるのか?答えは再び勝てるとは断言はできない。このことはペース指数を見ればわかる。おそらくよほどのことがない限り、1200Mのほうが高い。1200M戦のほうがハイペースだからだ。このようにペース指数だけでは各距離のレースのペースが違いすぎ、その馬がどれくらいの先行力があるのか測れないのである。
そこで距離別にペース指数の平均を出してみてはどうだろう。そしてその平均値と個々のレースでのペース指数との差をとれば、それが先行する力を表しているのではないか。そう、これが「先行指数」なのである。式に表せば、
先行指数=ペース指数−(距離別の)ペース指数の平均値
式からペース指数が距離別のペース指数の平均値より高ければ、先行力が高いことになる。逆にペース指数が距離別のペース指数より低ければ、先行力が低いことになる。
誤解してはいけないのは、先行指数が高いからといってその馬が逃げ馬とは限らない。しかし、先行指数が高い馬は、道中余裕を持って追走できるのは事実であり、レースの主導権を握っているといえる。そのことは脚質の自在性を広めることにもなる。先行指数が高い馬が後方で追走している場合、実際の手ごたえは非常に楽であり、3角手前から進出を始め、4角では先頭に立ちそのまま押し切るレースも多い。短距離は当然として、長距離でも先行指数が高い馬は警戒を要するのである。
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