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大好評の「ファクター分析」、その全貌に迫る! >> ペース指数、上がり指数で各馬の特長が見えてくる。

競馬予想で上がりのタイムを重要視する人は多い。この「上がりタイム」を使ってレースを前後に分割してやると、部分的にレースをみれるようになる。前半飛ばしすぎたな・・、脚を余して負けたね、などなど、様々な傾向が見えてくる。予想の上では競馬を部分で見る目も必要なのである。レース全体、すなわちスピード指数では見えなかった各馬の特長が浮かび上がるからだ。前半タイム=「走破タイム−上がりタイム」である。ある条件を定めれば、これから「ペース指数」を算出できる。同様に「上がりタイム」からは「上がり指数」が算出できる。ある条件とは「上がり基準タイム」である。スピード指数の算出に使った基準タイムはすでに存在するから、基準タイム-上がり基準タイムで「前半部分の基準タイム」も定まる。では上がり基準タイムはどのように求めるのであろうか?上がり基準タイムの式を見てみよう。

上がり基準タイム=(基準タイム÷距離)×600

基準タイムを距離で割ってその距離に対する1秒の価値を計算する。これが上がり部分、すなわち600Mのタイムなのだから、600を掛ければ上がり基準タイムとなる。上がり基準タイムが定まれば、ペース指数と上がり指数が算出できる。

「ペース指数」はどのくらいのペースで走ったのかを表している。これに対し「上がり指数」は末脚の鋭さを表したものである。この2つの指数は強い結びつきがあり、「上がり指数」はほぼ「ペース指数」に左右される。ペース指数が低ければスローペースを表し、上がりの勝負となって上がり指数が高くなる。逆に、ペース指数が高ければハイペースを表し、余力が無くなるから上がり指数は低くなる。調子落ちか、実力不足の駄馬でない限り、両方の指数が低くなることがあっても、高くなることはまず無い。よほどの実力馬、例えばディープインパクトなどは別だが。

さて、実際にペース指数(@)と上がり指数(A)の公式を見てみよう。

@ペース指数

A = {(基準タイム-上がり基準タイム)-(走破タイム-上がりタイム)}×距離指数

B = {馬場指数÷(距離指数+1)}×距離指数

C = {(重量差×2)÷(距離指数+1)}×距離指数

A + B +C = 「ペース指数」

A上がり指数

D = {(上がり基準タイム-上がりタイム)}×距離指数

E = {馬場指数÷(距離指数+1)}×距離指数

F = {(重量差×2)÷(距離指数+1)}×距離指数

D + E + F = 「上がり指数」

かなり複雑な式である。これは馬場指数、負担重量の影響を前半と上がり部分へ振り分けるためである。

ペース指数が高ければその馬は全能力を出し切ったといえるが、低い場合はスローペースであり、スピード指数がその馬の実力よりも低く算出される場合がある。この場合は、上がり指数に注目して高ければそのスピード指数は参考程度にとどめ、低ければ調子落ちと見ることができる。スローペースはスピード指数の課題でもある。このスローペースを補正してスピード指数とするか、そのスピード指数は参考程度にとどめて評価するかは意見が分かれるところである。吉馬では、あくまで現実の結果を重視して後者をとっている。しかしスピード指数紙面では先行指数(※後ほど説明)をつかって「スローペース」のチェックができるように工夫されている。スローペースのスピード指数は、ファクター分析推奨では評価の対象外(ただし、上がり指数は評価している)としているので覚えておいてほしい。

少し複雑だったのでまとめよう。「ペース指数」とはそのレースのペースを表している。ペース指数が高ければハイペースを経験している馬ということだ。「上がり指数」とはその馬の上がりの脚(末脚)の鋭さを表している。ただし、上がり指数はペース指数に左右されるため、全信頼は置きにくい。上がり指数が高ければ、同時にペース指数も見て、ある程度の指数を示していれば評価してよい。ただしペース指数が極端に低い場合はその上がり指数は参考程度にとどめておいたほうが良い。スピード指数履歴紙面ではペース指数は表記されないが、後述する「先行指数」は表記される。上がり指数を見るときは、先行指数がある程度の指数を示しているか注意してほしい。さらにもう一つ注意してほしいことがある。前にも少し触れたがペース指数が低い場合、そのときのスピード指数はその馬の本当の実力を示すものではない。これは上がりタイムがどんなに良くても、前半のスローの部分は取り返すことができなくなるからだ。すなわち、スローペースのレースは走破タイムがその馬の能力と結びつかないということになり、ここが「スピード指数の弱点」ともいえるのである。

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